酒酔い運転で事故を起こしたとして、道交法違反の疑いで警視庁組織犯罪対策５課の巡査長、源佳美みなもと・よしみ容疑者（32）＝東京都江東区大島２丁目＝が現行犯逮捕されていたことが８日、警視庁への取材で分かった。逮捕直前には、飲酒探知を免れようと20メートル近く逃走していた。
警視庁によると、源容疑者は育児休暇中で「育児ストレスから酒を飲んでいた」などと供述している。逮捕時は体がふらつく状態で、酒気帯び運転の基準値の６倍に当たるアルコールが検出された。
逮捕容疑は７日午後６時40分ごろ、東京都葛飾区内の交差点で、酒酔い状態で生後５カ月の乳児を乗せたワンボックスカーを運転した疑い。
警視庁によると、前の車に衝突、様子がおかしかったことから、追突された車の運転手が１１０番し酒酔い運転が発覚。亀有署員が飲酒検知をしようとすると、乳児を抱いたまま数メートル逃走して転倒。さらに十数メートル、乳児を置いて逃げた。
源容疑者は７日未明から午前にかけ、自宅で飲酒したと供述している。
警視庁警務部の池田克史いけだ・かつし参事官は「極めて遺憾だ。捜査で事実関係を明らかにし、厳正に対処したい」としている。
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